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「フルート ポピュラー&クラシック名曲集」曲目紹介

「使用管」欄の記号の意味: 「/」=どちらの管でも吹ける、「+」=両方使う(途中で持ち替え)、「D」=ダブル管、「T」=トリプル管です。
*試奏は、ろくに練習もせず雑に録音・編集したので、参考程度と思ってください。 
 

 No.  曲名  使用管        説明    は私が特に気に入ったものです。  試奏
 1 スマイル SF/SG メロディーを2回繰り返すだけなので、簡単に吹けますが、やや面白みに欠けるかもしれません。ガイド音ぽいものが入っていますが、カラオケに溶け込んでいる感じなので、気にせずに自分でアドリブをいれてもいいでしょう。
私はこの曲は
「大人のスタンダード」に載っているカラオケが気に入っています。                    
試奏
 2 いつか王子様が DSG 他のカラオケより吹きやすい高さですが、G管で高音ソ(音名D)が出てくるので、ダブル管が必要です。後半のアレンジがなかなか洒落ています。 試奏
 3 青春の輝き SG DAC管でも吹けますが、楽譜が♯3つなので、SG管のほうが♯2つになるし吹きやすいと思います。エンディングに低音ソ(音名D)が1音だけありますが、メロディーと関係ないので、試奏ではシに替えています。
なお、AC管で吹けるカラオケは、
Milt's Ocarina Cocktail Vol.1に載っています。
試奏
 4 フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン DSF/
SF+SG
珍しいボサノバ調のカラオケで、中間部がなかなか格好いいです。
楽譜通りに吹くなら、DSF管が一番吹きやすいでしょう。(DACでもいいですが、少し吹きにくいかも。)
2カ所にでてくる高音ソ(音名C)を別の音に置き換えれば、シングルSF管でも吹けます。
あるいは、前半SF管、途中(C部)からSG管に持ち替えて吹いてもいいと思いますが(前半はSF管の低音ラ、途中からはSG管の高音ファがあるので)、その場合は持ち替えの時間を確保するためにC部直前の分散和音はカットする必要があります。
試奏はDSF管で、D.S.直前の上昇グリサンドは面倒なのでカットしてあります。まだDSF管に手こずっていて高音の響きがイマイチですが・・・。
試奏
 5 DSF 音域はFから2オクターブ上のFまでで、♭1つなので、DSF管なら♭が取れるので一番吹きやすいと思います。ただ、Bメロは楽譜通りに吹くと高すぎて耳障りな感じがするので、1オクターブ下げて吹いています。 試奏
 6 TAC/DSF #1つなので、AC管の方が吹きやすいと思いますが、楽譜通りに吹くためにはトリプル管が必要です。途中オクターブ上げ下げすれば、シングルやダブルAC管でも吹けると思いますが...。試奏はTAC管で楽譜通りです。 試奏
 7 見上げてごらん夜の星を AC 吹きやすく、雰囲気のいいカラオケです。途中のオブリガードがいい感じです。この曲を人前で演奏するとしたら、このカラオケを使うといいかなと思います。 試奏 
 8 星に願いを SF SF管の音域にバッチリはまるのでうれしいです。最初は楽譜が#1つなので、F管では#2つ、最後の転調後は、楽譜が♭4つなので、F管では♭3つになります。間奏のアレンジが気に入りました。 試奏
 9 ヴォカリーズ(ラフマニノフ) D(T)AC この曲集で初めて知りましたがロマンチック&幻想的な曲ですね。一見難しそうですが、テンポがとてもゆっくりなので大丈夫です。むしろしっかりカウントしていないと先走ってしまいます。
最後に高音ソが1カ所だけ出てくるのですが、そこを他の音に置き換えるか、シングル管でソを出せれば、シングルAC管で吹けます。ただし、C部直前の1小節半は、低音ソ(二分音符)が1つだけ出てくるので、1オクターブ上げて吹いています。(というか、まず楽譜全体を1オクターブ下げて吹いていて、そこだけ楽譜通りと言ったほうがいいかもしれませんが。)全部楽譜通り吹きたければ、TAC管ですが、試奏より1オクターブ高く吹かなければならないので、吹きづらいし、キンキンした感じになるかもしれません。
試奏
 10 リベルタンゴ AC リベルタンゴの楽譜はいろいろありますが、これは1カ所だけ13~15小節目の低音で「シドシドシソ#レ・・・」と刻むところが難しいです。(試奏もちょっとつまずきそうになっています。)SG管で吹けばその部分が簡単になりますが、その代わり、エンディングの手直しが必要です。(DSG管なら手直しは要りませんが、最初の分散和音の連続が吹きづらいです。)もし人前でこの曲を吹くとしたら、メロディーのみの「佐藤一美オカリナ曲集」のカラオケのほうが使い勝手がいいかと思います。
「みるとオカリナカクテルVol.1」のカラオケもアレンジがとてもいいです。
試奏
 11 亜麻色の髪の乙女(ドビュッシー) TAC オーケストラとハープの素敵なカラオケです。試奏はまだたどたどしいですが、頑張ってものにしたいです。 試奏
 12 別れの曲(ショパン) D(T)AC 気分良く吹けます。 試奏
 13 タイスの瞑想曲(マスネ) TAC これは#2つのニ長調で、最高音がTAC管の最高音G(ソ)より一音高いA(ラ)なので、試奏ではそこは1オクターブ下げて吹いています。
「フルートが主役になれる曲あつめました。」のカラオケのほうが#がなくてハ長調なので吹きやすいし、TAC管の音域に収まり、最後が盛り上がれるのでいいと思います。
試奏
 14 セレナード(ハイドン) DSG この曲は大好きです。高音を柔らかくきれいに響かせることができるように、さらに練習していきたいです。 試奏
 15 小舟にて(ドビュッシー) DSG TAC管でも吹けなくはないですが、DSG管の方が吹きやすいと思います。DSG管の場合は、途中に1カ所だけ出てくるD(低音ラ)を別の音に置き換える必要があります。 試奏
16 3つのロマンスより イ長調(シューマン) TAC 綺麗な曲で、途中の激しいBメロもいいですね。
でも、#3つで隣同士の音が1オクターブ以上離れていたりするので、吹きこなすまでには少し手こずりそうです。でも頑張ろうと思える魅力的な曲。
試奏
17 (ドビュッシー) TAC(+DSG) これもロマンチックで幻想的な曲で、吹いていてうっとりします。途中のE部は#4つなのでDSG管の方が吹きやすいので、直前のD部からDSG管に持ち替えて吹いています。 試奏
18 愛の挨拶(エルガー) DSG TAC管でも吹けますが、DSG管のほうが吹きやすいです。ただ、後半に低音ラ(D)が出てくるフレーズは、1オクターブ上げて吹いています。 試奏
19 フルートとハープのための協奏曲より 第2楽章(モーツァルト) SC(+DSG) 32分音符も出てきますが、モーツァルトにしてはゆっくり目の曲なので、かなり吹きやすいほうだと思います。最初AC管で吹いてみたら、重い感じなので、SC管にしました。ただし、前半に低音ソが1箇所だけあって、SC管だと別の音に替える必要があります。試奏では、その辺りをDSG管に持ち替えて吹いています。それから、後半の低音シとラを使う三連符の連続の箇所は、C管だと吹きにくいので、やはりDSG管に持ち替えています。
高音をもう少し柔らかく響かせることができるように練習していこうと思っています。
なお、楽譜に書かれているカデンツァの部分はカラオケでは省略されています。挑戦したい方は、ピアノ譜が付いているので、だれかに伴奏してもらうといいでしょう。
試奏
20 白鳥(サン=サーンス) DSG 「フルートで吹きたいヒーリングの名曲あつめました。」のカラオケはピアノだけの伴奏で、♭4つで、DSF管を使っていますが、こちらはストリングスとハープの伴奏で、#1つで、DSG管では#0で吹けるので、こちらのほうが吹きやすいかもしれません。(テンポもこちらのほうが遅いです。) 試奏
21 フルート協奏曲 第2番 ニ長調より 第1楽章(モーツァルト) DSG? DSG管が吹きやすそうですが、テンポが速くて16分音符が多用されているので、今はとても吹けません。大好きな曲なんですけどね・・・。