曲名 |
使用管 |
説明 |
試奏 |
崖の上のポニョ |
①SF
②AC
③AG
④BC |
楽譜のト長調(G:#1つ)を変ロ長調(B♭:♭2つ)に転調すれば、全パートがオカリナの音域に収まります。頭の中で読み替えて吹こうとしても混乱すると思うので、読み替えた階名(ドレミ・・・)を楽譜に書き込んでおけば、楽譜を書き替えなくても吹けると思います。
<楽譜の読み替えのヒント>
【1st:SF管】楽譜の最初のレ(D)がF管のドになります。楽譜の一音下の音に読み替えて、シになる音(楽譜のド)に♭を付けます。楽譜のファ#がミなのでファ♮はミ♭になります。
【2nd:AC管】楽譜の最初のラ(A)が高いドになります。ヘ音記号の楽譜だと思って読めば、ちょうどドがドになるので読み替えしやすいです。シとミに♭が付きます。
【3rd:AG管】楽譜の最初のソ(G)がG管のミ♭になります。楽譜の二音下の音に読み替えて、シとミとラに♭をつけます。楽譜のレがG管のシ♭なので、楽譜のミ♭(レの半音上)はシになります。
【4th:BC管】楽譜の最初のレがファになります。楽譜の二音上の音に読み替えて、シとミになる音に♭をつけます。普段C調の楽譜をF管で吹くために頭の中で読み替えることに慣れている方は、ト音記号の楽譜だと思ってF管用に読み替えすれば(ただし、シとミにフラットを付けて)楽かもしれません。 |
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となりのトトロ |
①SF
②AC
③AF
④BC |
楽譜通りの高さでほぼ大丈夫です。ただし、2ndの最初の4小節だけ低音ソが出てくるので、低音ソが出せるAC管(下記*)で吹くか、最初の6小節をAG管かAF管で吹くか、ソだけ別の音に変えるか、工夫が必要です。試奏では(2)のタイプのAC管を使いました。
*低音ソが出せるAC管
(1)ウインドウェイが短い管なら、低音ラの指づかいで歌口を顎で覆えばソが出ます。(ウインドウェイが長い管は顎が届きませんが・・・。)
(2)調整穴が開いていて、ラの指づかいをして、さらに調整穴をふさぐことができれば低音ソがでます。
1stと3rdはF管を使うのでF管用に読み替えが必要です。楽譜のファソラシ♭ドレミがF管のドレミファソラシですが、楽譜が#1つなので、F管では#が2つになってファとドに#がつきます。 |
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風のとおり道 |
①SG(SF)
②AC
③AG
④BC |
楽譜より1音上げて吹きました。
【1音上げる場合の楽譜の読み替え方】
◆1stは、SG管を使って、F管で吹くときのように読み替えると吹きやすいです。楽譜のファソラシ♭ドレミ→G管のドレミファソラシ。調号無しになります。
(ただ、この曲は、SG管だとメロディーに低音ラがかなり出てくるので、それを避けたい場合は、SF管で吹くこともできます。F管だと楽譜より1音上げた音をF管用に読み替えることになります。調号は#2つ(ファとドに#)です。読み替えが面倒なので、楽譜に階名を書き込んでおいたほうがいいでしょう。)
◆2ndのAC管は、楽譜より1音高い音を吹きます。調号は#1つ(ファになる音に#)です。
◆3rdは、AG管でF管を吹くときのように読み替えます。調号無しになります。
◆4thはB管ですが、へ音記号の楽譜をト音記号の楽譜と思ってG管を吹くように読み替えると楽です。ファになる音に#を付けます。
指定のテンポ(♩=86)で吹き始めたら、かなり速い動きをするので焦りました。
もう少しゆっくりでもいいかもしれませんね。 |
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ねこバス |
①SF+AC
②AC
③AG(AF)
④BC |
楽譜通りに吹きましたが、4thの低音ソだけオクターブ上げました。
1stは、1ページ目は、SF管だと低音域になるので、AC管で吹きました。
2ndは、楽譜よりオクターブ上を吹きました。
3rdは、AG管だと調号無し、AF管だと#2つで、AG管の方が吹きやすいかもしれません。
最後の音が、3rdだけ違う音になっていますが、その通りに吹くと、吹き間違えたと思われそうなので、他のパートと同じ音にしました。
(他の曲でミスプリを訂正をする説明の紙が挟まれていたので、この曲ももしかしたらミスプリかなとも思いました。でも、菊地さんは曲の最後に面白い和音を使うことがあるので、楽譜のまま吹いてもいいのかもしれませんが・・・。) |
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さんぽ |
①SG
②AC
③AG
④BC |
楽譜より1音上げて吹きました。
(楽譜の読み替え方法は、「風のとおり道」の説明欄を見てください。)
1stと2ndは、最後の1小節だけオクターブ下げました。
3rdは、最後から2小節目の下り半音階は省略しました。 |
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カントリー・ロード |
①SG(SF)
②AC
③AG
④BC |
楽譜より1音上げて吹きました。
(楽譜の読み替え方法は、「風のとおり道」の説明欄を見てください。)
4thは、1音上げても低音ソが出てくるので、低音ソはオクターブ上げて吹きました。
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ヘイル・ホーリー・クイーン
「天使にラブ・ソングを」 |
①SG
②AC
③AG(AF)
④BC |
楽譜と同じ高さです。2ndはオクターブ下を吹きました。4thの低音ソはオクターブ上げました。
最初のテンポは、82と指定されていますが、試奏では100で吹きました。
転調してテンポが速くなる所から次に転調する所までの間は、1stは手拍子を入れることになっています。(試奏では省略しました。)
映画に出てくるシスターのように、1stが自由な旋律を奏でるところが楽しいです。 |
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序曲のマーチ
「ドラゴンクエスト」 |
①SG
②AC
③AG
④BC |
楽譜より1音上げて吹きました。
(楽譜の読み替え方法は、「風のとおり道」の説明欄を見てください。) |
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バロック・ホウダウン |
①SG
②AC
③AG
④BC |
楽譜より1音上げて吹きました。
(楽譜の読み替え方法は、「風のとおり道」の説明欄を見てください。)
1stは、メインテーマを吹くときにSG管だと低音部が多くてづらく、籠もった感じになってしまうので、そこだけAC管にしました。ただし、持ち替えの余裕はないので、1stはAC管とSG管の二人が分担するといいでしょう。
途中で「ちょうちょ」「アヴィニョンの橋で」「喜びの歌」などのメロディーが流れる楽しい編曲です。 |
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イエスダデイ・ワンス・モア |
①SG
②AC
③AG
④BC |
楽譜より3音上げて吹きました。(ニ長調からト長調に変えました。)
【楽譜の読み替え方】
◆1stは、SG管でニ長調の階名で吹きます。(楽譜のレミファ#ソラシド#→SG管のドレミファソラシ)
◆2ndのAC管はG管を吹くときと同じ読み替えをします。(楽譜のソラシドレミファ#→AC管のドレミファソラシ)
◆3rdのAG管は1stと同じ読み替えです。
◆4thは、楽譜のレミファ#ソラシド#→BC管のソラシドレミファ#です。 |
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トップ・オブ・ザ・ワールド |
①SG
②AC
③AG
④BC |
楽譜と同じ高さです。
指定の速度で吹き始めたら、かなり速い動きなのでバタバタしてしまいました。もう少し遅いテンポでもいいかもですね。
1stはSG管の低音ソにあたる音だけ2ndに任せました。2ページ目の3小節目と4小節目の半分は、1stと2ndを入れ替えました。
4thの低音ソはオクターブ高く吹きました。 |
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千の風になって |
①SF
②AC
③AF
④BC |
楽譜と同じ高さです。
4thの低音ソとファ#はオクターブ上げました。 |
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上を向いて歩こう |
①SF
②AC
③AG(AF)
④BC |
楽譜と同じ高さです。
2ndは2箇所の低音ソを省きました。
3rdは楽譜が#1つなので、AG管の方が吹きやすいかもしれません。
4thは、低音ソをオクターブ上げて吹きました。
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